2011年1月28日金曜日

良質な住宅は湿式工法です。

内装仕上げにはいってます。

内装は漆喰壁、漆喰天井、壁に天然石をところどころに

貼り付けます。

外壁も漆喰と天然石でしあげました。

無添加住宅は全て湿式工法です。


湿式工法とは、現場で水を使って練ったものを

建築材料として使う工法です。


日本民家の土壁や漆喰も湿式工法だし、

ヨーロッパのレンガ造りなどでも、

レンガは別の所で製造されてものではあるが、

それを現場でモルタルを使って固定していくので、

湿式工法です。

無添加住宅は湿式工法。

対するものが乾式工法。

乾式工法は、工場製造品を、単に組み立てたり、

ビス、釘などで固定することで建物を作っていく方法である。

乾式工法のメリットは、熟練工を要しないこと、

工期が短くて済むこと、それらは工事の簡略化という点で、

施工者サイドには有利であっても、それによって

建物の性能がアップする事はほとんどない。

デザインと言う言葉に翻弄された塩化ビニール壁や合板ボンド床

を高額な財産としてローンを支払う建て主は非常にかわいそうです。

新築に引っ越して頭痛に悩んだり、子供達のアレルギー疾患、

精神にあたえる影響が心配です。

現実として今ある社会の重要な問題点です。

私は今後、日本の住まいが、本当に良好な居住性を確保して、

長期において快適に使用するに耐えるものになるためには、

湿式工法の回復が、ぜひとも必要ではないかと考えています。

湿式工法で家づくりをするには知識と手間と熟練工が不可欠。

幾度の失敗に立ち向かう勇気が必要。

経営的には乾式工法のほうがさぞかし儲かるんでしょうが....。

せめて仕上げ材だけでも湿式工法は不可欠として

ケンテムハウスの家づくりはすすんでいます。



除湿機が必需品。
吹抜けホールには2台設置
ロフトに全開で作動中
ラスボードに無添加住宅オリジナル漆喰を2回塗り
ロフトの天井、吹抜け勾配天井で
空間が多様性を紡ぎだす。

人に優しい住宅環境をつくるには

簡単な作業ではNG。

もちろん効率をはっかって技術、材料改良でコストを下げる

努力は不可欠です。

建物は物でなく人の体の一部。

“建者”なんですね。

「環境と人の精神は一体」と偉人は言い残したのは

本当のようですよ。